■戸定が丘歴史公園■
戸定は古く中世に起源をもつ地名です。
この地に1884年、水戸藩最後の藩主であった徳川昭武は戸定邸を建設しました。
1951年、戸定邸と敷地が昭武の子・武定から松戸市に寄贈され、
その後1991年に戸定が丘歴史公園として整備・一般公開されました。
約2.3haにおよぶ公園では、四季折々に変化する自然が目を楽しませてくれます。
2007年2月に「日本の歴史公園100選」に選ばれました。
■戸定邸・庭園■
徳川昭武の邸宅。1884年建設、木造平屋一部2階建。
明治前後の大規模な上流住宅の姿を示すものとして、全国的に貴重なものです。
庭園はゆるやかな起伏のある芝生に丸い樹木の刈り込みを配する庭園の初期の作例です。
西側眼下には江戸川、大気の状態がよければ富士山を見ることができます。
昭武没後の1911年、戸定邸は昭武の子、武定(松戸徳川家初代)に譲られ、
松戸徳川家の本邸になりました。
1951年に松戸市に寄贈された後、1986年、千葉県指定名勝になり、
2006年には建物が国の重要文化財になりました。
※上記は「松戸市戸定歴史館」パンフレットより転載。